おんがくの話。
わたしはサンプラーという機材がとても好き。
音楽を作り始めたのは
19歳のとき専門学校1年生のときに友達の家に行ったらサンプラーがあって
それを貸してもらったのがきっかけだった。
なんて面白い機械なんだ!
これでMTRでカセットテープで録音すると
こんなにも音の幅が広がるのか!
しかも音がいっぱい取り込める!
しかもカセットテープを裏返せば、全部の音がひっくりかえる!
描いた線が予期せぬ方向にいくみたいなイリュージョンを覚えて
すっかり虜になった。
わたしは音楽をつくりたいわけじゃない。
DJでも作曲家でもなくて
音のでるものを探して録音していじくりまわしているだけ。
でも、わたしの悪い癖は、
それを溜めておく膨大な貯蔵庫がないとデーター管理ができないから
この時代の変化についていけなくて
メディアでいえば、CD-ROMがなくなって、MOがなくなって、CD-Rになって
DVD-Rになって、いまはSDカードが主流とか。
もう、頭ん中がレトロ調で困ってる。
いつ安定すんのか。
BOSSのSPシリーズが一番使いやすいから、
そのヴァージョンの上のやつを買おうと思って新宿のイシバシ楽器に
行って、
わたしがサンプラーでやりたいことを、やり手っぽい店員さんに話してみた。
「サンプラーの各パットに対してわりと長めに音をとって、
それを小出しに出来たり、エフェクトをかけたりを自由にやりたいんですけど」
そんなスペシャルな機材はSP以外にもないという解答だった。
「そんなにやりたいことがいっぱいなら、もっと整理して
やりやすい導線をつくってシンプルにうちだしたらいいんじゃないですか。」
と言われた。
まるでわたしの人生を言われている様でとても反省した。
人ってある程度歳をとると全ての行動に「自分」がにじみ出て
とても気持ちが悪いと思った。
直すなら今だ。
最近心がけてる事。
「整頓出来る自分になる」
さらに、そう誓った日でした。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
そろそろまたすこしづつ音楽もはじめようかな。
もっとシゲキがほしい。細く、長く。
前やっていた電子系森ユニットhollow
個人的にやっていたchipmunk