はんでめためたごっちょでごいす

連続で飲む薬を飲む最終日にそのままそっくり吐いてしまった次の日
田舎からの電話が来た。
おばあちゃんはいつだってカンがいい。
その日の夕方、おばあちゃんが救急車で運ばれたと連絡がきてしばらくして、
亡くなったと連絡が入った。

翌日、わたしの体調もなんとか
収まったから3時間程かけて車で向かった。
布団に寝ていたおばあちゃんは
ほんとうに眠っているようだった。
おばあちゃんは、みんなのことを色々きにかけていた人だったから
逢いにこれなくてごめんとおもって
沢山の涙がでた

凍るような澄んだ寒さの外を散歩して、
なるべくおばあちゃんと同じ温度になって触れた
ただ、ただ、ありがとう
だけおもった
ただ、ただ、本当に、ありがとう

ボケてもいなくて
会話もしっかり聞き取れた
お坊さん曰くおばあちゃんは萬97歳。おじいちゃんは萬98歳だった。
お坊さんがお寺を移転させたときに
色々尽くしてあげたみたいで
お経に魂が籠っているのが
素人の私にも分った。
長生きっていいなって
始めて思った。

今日、法事を終えて
ようやく気持ちが

心を清らかにしてくれる。
透き通るような心になる。

今日の法事は
いつの間にか
大人になった田舎の従姉妹のこどもの声とか
一緒に遊んだUNOとか「たいせつなともだち」をyoutube見ながら歌ったり
楽しかった

大事なものは年齢と環境と共に変化していくのもいいのかもしれない。