終わりと始まりの物語

去年、高松と岡山と米子と大阪と京都にツアーをしたときに

米子の大切な友達が、

朝に車で海岸に遊びに連れて行ってくれて、

目の前に、まるで映画みたいな風景が広がっていた。

昔のロート製薬のテレビのコマーシャルみたいな

水面ギリギリをカモメが飛んでいるような

素敵な情景だった。

 

砂浜には北欧みたいな草が生えていて

見た目がエレクトロニカのジャケットみたいだった。

「作り物みたいな絶景」

「自然物には勝てっこない」って高校生の頃から思ってる。

その想いを胸に、この度は

JUVENILE HALL ROLLCALLとの始めてのコラボレーション。

「鳥葬」とゆうテーマで依頼されて、

ここで、タイミング良く米子でのメモリーが役に立ったわけです。

あの風景!あの情景を重ねたい!!

 

「鳥葬」の柄を作らせて頂きました。

「鳥葬」だなんて、まず言葉がモノモノしい。

調べてみると、葬儀の方法の一種だそうです。

見た目がグロいので処刑方法だと思われがちなのが残念なところだけど、

チベットの主にチベットなどで行われて、チベット仏教のほかゾロアスター教でも行われる。

これはチベットでは薪になる木が少ないため、遺体を鳥達に喜捨するためなどで、ゾロアスター教では神聖な存在である炎を死体で汚さないためだとか。

すると、今度は「チベット」に興味がわいてきて、「チベット死者の書」とゆうdvdを見たり、図書館にいったり、解剖学の本とか砂漠の本とか山の本とか、見た風景に近いものを沢山頭の中でスクラップして、

なんとかリアルに近づけたいと願った柄になりました。

わたしにとって、すごく想いの籠ったものになりました。

 

それをJUVENILE HALL ROLLCALLのデザイナー入江氏が

洋服へと仕上げて、更にいいものへとなりました。入江氏にすごく感謝!ありがとう!

 

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各おとり置き店舗で実物をご覧下さい!

 

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Autumn-Winter 2013-14 EXHIBITION
” PERPETUAL DAWN “
今回は終わりと始まりの物語です
行き先がわからなくても(Road To Nowhere)
自分以外の誰かになれたとしても(SOLID STATE SOCIETY)
希望が失われても 生きているかぎり 旅は続きます
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www.juvenilehallrollcall.com